次の章に書かれている「2週間で一生が変わる魔法の言葉(じゅもん)」という本は、2010年11月に知り合いに借りて読み、はじめてはづき虹映さんを知り、翌月の12月にはその知り合いと後楽園ホールへはづきさんのお話しを聞きに行きました。
それからはづきさんが書かれているたくさんの本を読みこんでいくうちに誕生数秘学を知り、翌年2011年3月につばき紀子さん講師の誕生数秘学カウンセラー講座を受けました。
この時に、つばきさんが「なぜカウンセラーになりたいと思ったのか?」と一人一人に質問され、私は「2週間で一生が変わる魔法の言葉(じゅもん)を読んで自分が本当に変われたので、この本に書かれている事とサイクルがドンピシャの誕生数秘学をご縁のある方に伝えていきたいです。」と答いうような事を答えたのを覚えています。
言葉(じゅもん)で癒す〜「ありがとうございます」をたくさん唱える!?〜からの抜粋です。
「「ありがとうございます」を一日100回以上に唱える」と言うのは、人生初のセミナーで、メンターから出された課題のひとつです。その時は、「ありがとうございます」が「じゅもん」であるなんてことは、まったく理解していませんでした。
「ありがとうございます」と言う言葉は、あり得ないような奇蹟的な出来事が起きた時に、神仏に対して捧げる感謝と祈り、畏敬の念を表す言葉なのだそうです。「有り難し」がその語源で、古くから祝詞ののように使われていた言葉です。
そう説明を聞いて、「ふ〜ん・・・・・そうなんだ」と思っても、なんで「一日に100回以上」も言わないといけないのかな、なんで「ありがとう」ではなくて、「ありがとうございます」なのか、私にはよくわかりませんでした。しかも、「想いを込めなくて良い。ただ口に出してたくさん唱えることがポイント」だなんて、私にとってはますますフシギ?でした。
想いが込もっていない感謝の言葉なんて、意味ないんじゃないかって・・・・・。
そうは言っても、当時の私は、父との関係に悩み、藁をもすがる思いで参加したセミナーで出された課題です。お金もかからないし、ひとりでこっそりできるので、と・り・あ・え・ず、やってみました。
正直言って、「ありがとうございます」の単独の効果のほどは、はっきりとは分かりませんでした。でも実際、課題に取り組み始めて、臨時収入があったり、すごく久しぶりに昔の同僚にばったり会ったりと、これまでとは違う出来事が起こって来て、びっくりしていました。
回数を数えるという行為は、セミナーが終わってすぐに止めてしまいましたが、それでも、いつの間にか「ありがとうございます」は自然に身についていて、ことあるごとに唱えていました。
何かトラブルがあって、ドキドキしたときに「ありがとうございます。ありがとうございます。ありがとう・・・・・」と唱えると、不思議と落ち着いて冷静になれます。この「じゅもん」の意味や仕組みはわからなくても、その効果は十分に実感できれいました。
その後、この「じゅもんの仕組み」を理解したのは、約一年後に参加したメンターであるはづき虹映さんのセミナーのことでした。そのセミナーの内容は、はづきさんの著書「2週間で一生が変わる魔法の言葉(じゅもん)」(きこ書房)としてまとめられ、ベストセラーとなっています。現在でも、多くの方がこの本の内容を実践されて、たくさんの奇蹟を起こしています。
最後に
陰ホメ・陰感謝で癒す〜気持ちは関係なし。まずは、言ってみる〜からの抜粋からです。
メンターから出された次の課題は、気になっている相手には直接言わなくても良いので、こっそりと「陰ホメ」「感謝」をすること。
「ありがとうございます」の「じゅもん」の威力は、自分でも実感することができましたが、「ありがたい」と思えない相手に対し、「ほめたり」「感謝」したりすることは、非常に抵抗を感じました。対象の「誰か」が明確になるほど、さらに抵抗も強くなります。この課題をいただいた時、もちろん父のことがアタマをよぎりました。しかし、当然、抵抗が大き過ぎてすぐに実行する気にはなれませんでした。そこで、当時大好きだった片思いの彼に対して、「陰ホメ」「陰感謝」をしてみようろ思い立ちました。
これは、かなりハードルが低かったですよ(笑)。
「○○さんはとても素敵です。そこに居てくださるだけで、私はとても幸せです。愛しています、感謝しています、ありがとうございます」と、彼を想い、毎日唱えました(照)。
なかなか会える相手ではなかったのですが・・・・・、なんと!すぐに彼からのメールや電話の回数が増えたことには、びっくりしました。とは言っても、その片思いは、成就することはありませんでしたけれど・・・・・(涙)。
もうひとつ、この課題に対しては、忘れられない出来事があります。
当時、私はある会社に勤めるOLでした。私は、医療関係の技術者として採用されていたので、職場は医療関係者の集団でした。医師を始め、医療従事者というのは、かなり個性的なメンバーの集まりです。しかも、病院ではなく、一般企業に勤める医療従事者ですから、さらにツワモノ?ばかりでした。
そのなかでも、ピカイチのツワモノは、医師であり上司である集団のトップ。
あまり詳しいことは書けませんが、まあ、ビックリするくらい「すべては自分のために動いている」とこころの底から思っているような方でした。もともと、私は仕事上での接点が少なく、その横暴ぶりを仲間から聞くばかりでしたが、内容はかなりびっくりするものだったので、なるべく近寄らないようにしていました。
そんなある日、ちょっとしたトラブルがあって、その対応にみんなで追われていました。そんな時に限って、上司はやってきて、自分の要求をぶちまけます。さすがに私も「今じゃなくてもいいでしょう!?」と思い、「ちょっと、後にしてもらってもいいですか?」と言いました。すると、「あのさ〜、今後一切、僕にそういう口を聞かないでくれる?出来ないんだったら辞めてもらうからね」ですって。
私は目が点になりました。少し明るい口調で言ったのが気にいらなかったのかなんなのかわかりませんが、まあ、本当にびっくりしました。みんなが言っていたことはコレか〜、とうとう私もヤラレちゃった〜って・・・・・。
上司の横暴ぶりを、直接浴びせられた私は、「こんなヤツ、居なくなればいいのに・・・・・・」とそれまで以上に思うようになりました。
が、そこでふと、「陰ホメ」「陰感謝」のことを思い出したのです。
目の前にいる相手は自分の鏡。自分にとって必要だから、相手はそこに居るのだと学びました。自分の人生に対して、目の前の相手からの学びが終われば、その人は居なくなるのだとも聞きました。そして、そうだ!アイツに「陰ホメ」「陰感謝」をしてみよう!と思ったのです。
私はことあるごとに、「ありがとうございます。○○さんからの学びは終わりました。こころより感謝します」と何度も唱えました。
す・る・と・・・、
数ヶ月後、その上司は自主退社というカタチで、あっという間に会社を去りました。当然、定年まで居座るのだろう・・・・・と思っていたので、これには、本当にびっくりです。もちろんこれが魔術のように、上司に影響を与えたワケではありません。この言葉のどこにもネガテイブな要素はないし、私には、そんなチカラもありません・・・・・。